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[15]来てくれるって!? |
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憧れの人物。
誰しも心に抱くスターが居るだろう。
この業界に居て良かったと思えるのは、遠い存在のスター達に、光栄にも会えるチャンスがある事だ。
時として、こちらから出かけて行くのではなく、そのスターが降臨してくれる事さえあり、冥利に尽きる。
野球少年は、イチローや松井に会えば感激するだろうし、サッカーファンは、ベッカムに会えるとなれば天にも昇る心地だろう。
私にとってそんな、いやそれ以上の人物。
ベルンハルト・フーバー。
シュペートブルクンダー(ピノノワール)の最高の造り手の一人。
2000年、彼のワインに出会い、驚いた。
そして年が変わる毎に飲み、また思いを心に刻んだ。
繰り返す出会いと感動は、憧れへと育っていく。
「ドイツの赤は緯度が高いから」…と低く見ていた自分が、こんなスゴいものがドイツの赤にあるのだ!
と胸を張って言えるようになっていた。
いや逆に、ドイツという国の枠を越えなければピノノワールは語れない…という領域を教えてくれた造り手。
フーバー
シュペートブルクンダー
アルテレーベン
Q.b.A トロッケン 750ml
来てくれる…と話が決まった時、
私は、この仕事に携わっていて良かった…とつくづく思った。
彼と会う事ができる。
彼の話を聞くことができる。
彼の熱い思いを受け取る事ができる。
それは、夢が叶う事。
そしてこの仕事を誠意を込めて行ってきた事への
バッカスからのご褒美…と感じた。
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