|
[44]見えない努力をする人〜樽(3) |
|
樽を考えるならば、素材を厳選し、乾燥を自分で行うだけでは、 まだ完璧とは言えない。 その樽にワインを寝かせて、 思いもよらぬ方向に育ってしまったら… どんなに良いオーク素材でも意味は無い。
だから彼は検証する。 シュヴァルッ・バルトのオーク材で作った樽に入れたものと、 トロンセの樽に入れたワインを比較試飲した。 両者は甲乙つけがたい熟成を成し得ている事が確認できた。
『バーデン』が将来的な樫樽産地として認識される… という実感を得たとのこと。 我々は近い将来、樽の産地として、 シュバルツ・バルトやバーデン…といった名称を 耳にする事になるのだろう。
究極のオークを選び、 手元で最高の状態になるように育て、 実際にワインを入れて素晴らしい熟成をする確認を得たからこそ、 2007年産のものから、ドイツ産樽を使ったワインをリリースする。
その樽は、葡萄と同じく、 完璧主義者=ベルンハルト・フーバーの血が通ったものになる。
ヴィルデンシュタイン
期待したい。 その樽に抱かれたワインが 舌の上で踊るダンス。
[To Be Continued...]
|
フーバー醸造所 ワインリスト
Copyright (C) 2000 Net Contents, Vin LePin Kurashiki S.A.R.L. |
. |