[07]アルテレーベン

2.マルターディンガーが、13世紀最高の赤ワインとされていたなら、それ以上のグレードを造るという事は例えれば、こういう事だろうか。

 1.ユンゲ・レーベン  ---- ブルゴーニュ・ルージュ

 2.マルターディンガー ---- ブルゴーニュ村名ワイン

 3.アルテ・レーベン  ---- プルミエ・クリュ

 4."R" レゼルヴェ   ---- グラン・クリュ

アルテ・レーベン=古い樹。
場合によってはただの商標?とさえ捉えられそうな名称。
しかしフーバー氏のこのワイン、名前に恥じないヘヴィーな意味を持っている。

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フーバー氏がそのワイン哲学の根底に持っているのが樹齢の古さと低収量だ。
2.マルターディンガーには20年までの樹齢を使っている。
古い樹…と名乗るなら、それよりは上でなければならぬ。

実際、このアルテレーベンには、20年〜40年の樹齢を使っている。
畑の表記はしていないが、マルターディンゲン村のビーネンベルク畑からの葡萄である。
その樹齢が高い部分ということだから、少なくともヴィエイユ・ヴィーニュ以上である。

13世紀の伝説を越える為にも圧倒的な品質でなければならない。
新樽18ヶ月以上の熟成は、その一つの手法なのだろう。






 フーバー
 シュペートブルクンダー
 アルテレーベン
 Q.b.A トロッケン 750ml



スペックでは味香は語れない。
しかし、超一流蔵元のプルミエ・クリュよりも厳しい規格で造っている…そのストイックさは、シトー派の精神に通ずるものなのかも知れない


         [To Be Continued...]


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