サッポロワイン マイワイン体験教室(番外編1)
葡萄の開花
6月27日に芽かき作業を行って15日後の
6月13日に葡萄の成長状況の観察に
出かけてきました。
6月に入って梅雨入りし、葡萄の樹もさぞかし
大きくなっていることだろうと思っていたのですが、
多少は大きくなっているものの思いのほか
大きくなっていない・・・。良く見ると
葡萄の先端部が剪定されているではありませんか。
何故?と思っていたところ近くにワイナリーの
職員の方が作業中でしたので質問してみたところ、
葡萄の実の生育には1〜2房に1〜1.5m位の
枝の長さで十分であること、受粉後は樹の栄養を
枝より葡萄の実に集中させる必要があるため
先端を選定するようです。
他の作業として枝の横から新たに出てくる、
わき芽の剪定作業を行うそうです。
栄養は枝ではなく房へ集中させることが、
この時期の葡萄にとって重要事項であることが
わかりました。
1 先端を剪定され背丈を整えられた葡萄
そこで、葡萄の房のほうへ芽をやってみると、花が咲いた様子が確認できました。開花し受粉は終了し、いよいよ葡萄の実が膨らみ始めた様子を見ることが出来、生まれたばかりの葡萄の実に植物の生命力を感じました。葡萄の房は
1枝に2房が普通で元気な枝には3房できることもあるようです。あと15日くらいで房掛け作業となります。次回の作業までにこの房はどのくらい大きくなるのか楽しみにして、帰路につきました。
写真2 房の状況1
写真3 房の状況2