06-0717ポール・マス来訪 [07] 和食との妙 Nr.3

お料理は佳境に、次は揚げ物。

【揚物】はもの梅しそ巻き揚げ
枝豆と海老のかき揚げ

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軽やかとは言えど、油分を持つ食物である。
辛口の白ならば、どれでも合う。
問題は無いだろう。
(枝豆と海老のかき揚げは先に食べてしまって写ってません)

【箸休め】つぶそば蒸し
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【汁物】鱧の茸類の土瓶蒸し

この二品については、残念ながらワインと
合わせるべきものではなさそうだ。
でも、次のメインディッシュに向けて
口の中をリフレッシュするのに役立ったように思う。

和食のメインディッシュはご飯物だろうか。
東田のこのコースの場合は、まさにそうだろう。

【ご飯物】穴子の押し寿司
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赤ワインで合わせられる。
余り強烈でない方が、繊細なお料理とも
相性が良い。

と言うことで、やはり同じル・ニ・ド・マの
カリニャンを対応させた。

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ル・ニ・ド・マ [2004]
カリニャン ヴィエイユ・ヴィーニュ
ドメーヌ・ポール・マス

タンニンはやや控えめのミディアム~ライト・ボディ
10%の樽貯蔵とポール・マスは主張するものの、
殆ど影響は感じられない。
ほぼステンレス・タンクの熟成と判断。
それだけにお料理の邪魔をせず、良く合う。

東田自慢のメインディッシュ=穴子の押し寿司、
これにはカリニャンでバッチリ。

【デザート】フルーツみつ豆
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を食べながら、ポール・マス氏に言った。
和食とのマリアージュは、まだまだ可能性を秘めています。
これから先、面白い組み合わせがあればどんどん紹介し、
販売に結びつけたい…。

彼は頷きながら
フルーツみつ豆を平らげた。

この日、和食を望んだのは輸入業者であり、
質の高い和食と、ポール・マスのワインとの
マリアージュを我々(私と妻)に確認させるのと、
自分達も試したものだと思う。

相応の結果を得たと喜ぶ輸入業者、
そしてポール・マス。
東田から出て彼らがすぐ近くのホテルに着く頃、
雨が降り始めた。

梅雨の季節だった、と思い出すまで少し時間がかかったのは、
クールなビジネス・マンという印象だったポール・マスが
食事の間に、南仏・ラングドックの雰囲気を
我々にもたらしたから…かも知れなかった。

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