06-1128ボージョレ・ヌーヴォー2006 飲み比べ [15] ネゴシアン物 Nr.1 ジョエル・デュポン

造り手の名称=ジョエル・デュポンとは、
酒商「トレッシュ」(1930年創立)のブランド名。
同社は年間に200万本のワインを生産し、
フランス国内を中心として、ヨーロッパ各国に出荷。
…国内消費が多いというのは、僅かに期待が持てそう。

このワインはボジョレー地区ヴィルフランシュ・シュール・ソーヌの隣、
リエルグ村(それほど有名ではない?…)の、南に面した畑。

キュヴェの名前は、葡萄畑を覆っている小さな小石が太陽の光を受け、
宝石のように輝くのが余りに美しく、感動的なので付けられた
(ピエール=小石、フィーヌ=素晴らしい)。

え~い。美辞麗句を並べようが、どうせネゴシアン物じゃぁないか!
と思ったけど、このボージョレは飲んでみると、薄っぺらではなかった。

                           
  ボージョレー・             ボージョレ・ヴィラージュ・
        ヌーヴォー              ヌーヴォー
 ジョエル・デュポン[2006]           ジョエル・デュポン[2006]

    2,240円 (税込)               2,380円 (税込)

ネゴシアン物のボージョレ・ヌーヴォーには、時として
酸が走ったものがあるのだが、これは比較的丸く収まっている。
香は、まずストロベリーだが、次にバナナ系の香が湧き立つ。
フルーツがつぎつぎと現れ、その楽しさは
輝く宝石を角度を変えながら見るようだ…と言って良さそう。

ネゴシアン物のくせに、レベルが高く、
2006年の気候が悪かった…というのが信じられないほどの
クォリティを持っていた。

[品 質→ 普通 良い ●優良 秀逸 最高]
[質:価→ 普通 良い 優良 ●秀逸 最高]

[To Be Continued…]

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