イタリアのプーリア州は、注目すべき蔵が二軒、
一つはコンティ・ゼッカ、もう一軒がこのレオーネ・デ・カストリス。
輸入業者がセミナーを開催してくれたので、
現オーナーであるピエール・ニコラの話しが聞けたのだが、
陽気なイタリアンを想像していた私には、
ちょっと驚きの、無口でマジメな、求道者タイプ。
まぁ、これだけマジメだからワインガイド=ガンベロ・ロッソでも
同州トップを奪い合うレベルの高さを維持できるのかな…と思った。
ノヴェッロ(イタリア新酒)は、製法規定にフレキシビリティがあり、
その年の葡萄の状態で、葡萄のブレンド比率を変更する。
そこそこ実りが良かった2006年、レオーネ・デ・カストリスは、
マルヴァジーア、ネグロアマーロ、モンテプルチアーノ
という順序でブレンド。
ノヴェッロ サレント・ロッソ
レオーネ・デ・カストリス[2006]
2,310円(税込)
醸造は、ボージョレと同じマセラシオン・カルボニック。
普通のイタリアワインよりは淡い色だが、
新酒としては深い色で、熟したベリー、チェリーなどの香が溢れる。
この醸造法でも、薄っぺらにならず、地葡萄ならではの果実味がふくよか、
南イタリアの陽気さを十分に伝えてくれる。
通常のイタリア・ワインよりは少しだけ低めの温度(15℃程度)
からスタートすれば、プーリア州No.1の実力をお楽しみ頂けると思う。
ミートソースのパスタ、ピザ、チキンカツや豚の煮込みなど、
お料理のイメージが膨らみそうな楽しさがあるワイン。
[品 質→ 普通 良い 優良 ●秀逸 最高]
[質:価→ 普通 良い 優良 ●秀逸 最高]
[To Be Continued…]