ベルンハルト・フーバー醸造所のビーネンベルク畑以外の
特級畑は、ヘックリンガー・シュロスベルクだけではなかった。
さらに次に届けられたのが、
ボムバッハ村のゾンマーハルデ畑。
ここは[11]シュロスベルク畑のような白い石灰ではなく、
また、全くもって赤い石灰でもない。
微妙に赤い貝殻石灰層で総面積は40haある。
そのうち、2.15haを所有、すべてが
グローセス・ゲヴェックスの指定を受けた特級畑。
きっちりと南東向きである。
土壌の特性を見極めて、
シュペートブルクンダー80%
ヴァイサーブルクンダー10%
ゲヴィルツトラミナー10%
を植えている。
斜度は25~50度ある。
標高240m~300mでフーバー醸造所の畑の中では一番高く、
冷たい北風からは守られるものの
東のシュヴァルツバルトからの吹き下ろしの風を受け、
フーバー醸造所の特級の中では、最も冷涼な特徴が出るようになる。
ハンギングの時間も長く、みずみずしいミネラル感が出る…
と表現している。
ボムバッヒャー ゾンマーハルデ [R](レゼルヴェ) シュペートブルグンダー 赤 QBA トロッケン[2004]
収量は、なんと30hL/haまで絞り込んでいる。
生産量はやはり300箱余り、
超高品質は言うまでもなく、希少性が強く、
ドイツ国内でも入手が難しいワイン。
私自身もまだ飲めてない。
憧れを抱きながら、できれば早く飲みたい銘柄なのだ。