中華料理 一品楼
6.唐揚げ
さて、次なるメニューは【B】料理群の中の
5.もやしの黒コショー炒め
6.唐揚げ
7.牛肉とピーマン炒め
8.マーボーなす
9.酢豚
10.エビのチリソース
である。
強い香辛料を使わず、鶏の旨味を
引き出そうとする意志を感じる唐揚げ。
赤の後ではセオリーから外れるが、
敢えて、白かロゼを対応させたい。
続くメニューが、
7.牛肉とピーマン炒め
なので、ボルドー赤としたい事もあり、、
ここは起伏を付ける為にも赤一辺倒では面白みがない。
そこで、鶏のしっかりした旨味と、唐揚げの脂を
受け止めることができるワインを考えた。
ただ、線が細いと、赤の後では物足りない上に、
お料理に押し潰されてしまう。
かと言って繊細さも持っていなければ、
唐揚げの持ち味を生かし切れない。
充実感ありながら繊細、
凝縮していながらもスッキリ、
といった矛盾をクリアーするのは、
スペインはリアスヴァイシャス地方の誇り…
と地元の人達が口を揃えて言うこのワイン。
湿度が多いこの地方では、日本と同じく棚仕立てで
一房ずつをていねいに育て、収穫・醸造。
葡萄がしっかりと詰め込まれた飲み応え、それでいて
微弱発泡さえ含むほどのフレッシュさ。
繊細な仕上がりを見せる見事なワイン。
2006 アルヴァリーニョ ヴァル・ド・ソセゴ
ボデガス・アス・ラサス
リアス・バイシャス・DO
このワインなら、日本の家庭で良く登場する唐揚げを巧みに引き立て、
さらに受け取ったバトンを次へと渡してくれる…
十分な手応えを感じさせる内容。