中華料理 一品楼
焼き飯
さて、長丁場の【B】料理群を越えた後は、
【C】御飯物+汁物
11.焼き飯
12.野菜スープ
である。
実は、私は天津飯の大ファンなのだが、
あんかけなどが続いた後に天津飯は流れとして今一歩と考え、
料理人の力がそのまま表に出る焼き飯を選択した。
スープも天津飯の左奥に写っている、素のスープが好きだが
野菜が不足しているから…と、野菜スープとなった。
しかし、焼き飯に決定したものの、御飯の温度が高いので、
ワインとの調和はかなり難しい…というのが本音。
この最終局面にボルドーか?とも思ったが、どうも調和しない。
パエリアのイメージでスペインのワインも試した。
が、これも×。
もちろん、南仏のパワフルワインなども視野に入れたが、
結局は、この御大に登場頂くしか方法はなかった。
前回の食事会では、
2001年物のメルロー粒間引きだったが、
今回は、2004年カベルネソーヴィニヨン。
実はこの2004年も極めて作柄が良く、単年度で自信を持って造られたワイン。
日本産のカベルネソーヴィニヨンでこれ凌ぐ風味のワインは
ちょっと見あたらない。
日本的な中華の焼き飯、そして日本人の造ったカベルネ。
こんな取り合わせは、数年前だと想像もできなかった。
今回の食事会のメインとなるワイン、じっくりとお楽しみ下さい。