10-0302 今月も登場!シェフのお料理!

2006 シャトー・クーロンジュ ルージュ
ボルドー・AC

Chateau Coulonge Rouge Elve dans la Tradition
Daniel & Nicolas ROUX
Bordeaux A.C

100305_39今月は、行事が目白押しで、
少しスタートが遅れてしまった。
でもフテューラ・フルールのシェフは、
いつものようにワクワクするお料理を届けてくれた。

牛バベットのポワレ ロースト野菜添え
ソース ブール・マルシャン・ド・ヴァン

100305_40じっくりと見つめてみると…
バベット=ハラミを少し厚めに切った横に
ブール=バターのソース、
そして胡椒が少し散りばめられている。
ローストした野菜も合わせて、これはマリアージュの
王道を往ける実感がある。

ナイフで切って、一口頬張って噛みしめ
ソース、肉汁、そして湧き立つ風味を受け止めた後、
印象が合いそうなワインを選択する。

100305_41メルローとカベルネ、そして適度な樽貯蔵、
タンニンは強過ぎず、樽が微妙に効いてるもの…
ということで選んだのが、2006年のこのボルドー。
セパージュは、メルロー50%、カベルネ50%、
発酵はステンレスタンク、熟成は400Lの大樽で12ヶ月弱。
小樽(250L程度)でない貯蔵・熟成を
『Elve dans La Tradition』と表示しているのだろう。

場所は、ボルドーのアントル・ド・メール地区ムラン村、
この地区は白だとアントル・ド・メールACを名乗れるが、
赤を造ると、ただのボルドーAC。
だけど絶妙なバランス。そして均整の取れた味わい。

5015g

フレンチ然としたこのお料理との調和は…
う~ん、うまい!
見事な調和を展開。
何よりも最初に口に入った時のバターソース、
噛みしめる寸前のロースト風味と胡椒、
さらに湧き出る肉汁…
三段階の味わいに、このワインは巧みに寄り添い、引き立てる。

OK!バッチリです。
今月もお楽しみ頂けます!