10-0308 ひるぜんわいん 新ワイナリー 3

自慢のグラッパ設備
〒717-0602 岡山県 真庭市 蒜山 上福田 1205-32
TEL 0867-66-4424

100309_7入ってすぐのホール壁面に
マジックミラー処理が施された
窓がいくつか見える。
説明として、「貯蔵室」となっている。

多分、貯蔵している樽をレイアウトしたり、
場合によっては熟成中のボトルを
レイアウトする場所となるのだろう。
現在は、瓶を寝かせたブラスチック箱が
地味に重ねられている。

100309_8さて、ホールに入って右奥。
これこそが、新設ワイナリーとしての目玉設備だ。
その存在感に気圧されてしまう。
何だ、これは!?

まるでノーチラス号の動力源…そんな
夢と現実を結びつけるようなデザイン。

ワイナリー長が、「無理をした」と言うだけあり、
見る者に驚きを与えるに十分な大きさ、
そして複雑怪奇な形状。

こんな機械、作動方法が分かるのか?
と思えるほどに、レバーやバルブ類が並ぶ。

100309_9グラッパ(ワイン用葡萄果汁の絞りかすで造るブランデー)蒸留器なのだが、磨き上げられた金属の怪しい輝き。
ここで展開されるのは、もしかしたら錬金術?
と思わせるほどの異様な存在感。

ワイナリー長いわく、
「蒸留の仕方にマニュアルは無く、経験を積むしかない」

…って、どうすんの?

と思ったら、同型のマシーンを使って、
九州の某焼酎メーカーが良い物を造ってるので
研修に行かせて貰うよう話をつけているらしい。
美味しいグラッパの造り方を体にたたき込んでくる…
と結構な意欲を見せてくれた。

100309_10本当に迫力の意匠、
ちょっとの気合いでは乗り切れそうにない。
これを見るだけでも、ひるぜんワイナリーを
訪れる価値はあるかもしれないなぁ…
と感じた次第。

そして蒜山の『山葡萄』から得られる
世界で唯一のグラッパが秋に生産されるかと思えば
楽しみで仕方がない…。
まずは小分けで売って貰えるよう
交渉してみようと思っている。
ワクワク。

[To Be Continued..]

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