TVでの芸能人のコメントなどは、まず虚像だろう。
それは仕方のないこと。
しかし、この大林宣彦監督が出演して、
発する言葉は優しく、もしそうだとしても、実に心地良い。
決して甘やかしているのでなく、若手に優しい。
結構、ボロを出させようと突っ込むような
番組もあったように思うが、
それでも優しく切り返すのは人格のなせる技なのだろう。
芸術家というのはともすれば、協調性が無い。
才能が鋭ければ鋭いほど、それが顕著となっても仕方がないのだろう。
しかし大林監督は全く違っていた。
決して創り上げた役柄でなく、優しい。
その言葉に、私もwifeも幾度となく癒された。
思い起こせば、作品でも常に癒されてきたような気がする。
中学校で自我が強く、友達が出来にくかった頃
ハウスの出演女優の美しさで、共通する話題を提供してくれ、
友達の輪が一挙に広がった。
転校生の小林聡美。活きの良さが可愛くてたまらなかった。
時をかけた原田知世。
ラベンダーの花ってどんな匂い…
と一生懸命に花屋の友達に聞いてみたりもした。
何か心くすぐられ、夢と想像の世界へ引きずり込まれる。
現実にはあり得ないのだが、そのトリップで
心は癒され続けたのだ。
[To Be Continued…]