「味が薄い」
「大量生産されたジュースのようなもの」
…と言ってる方には、すぐに出せる反証があります。
これなんか↓オススメ!(外観はあか抜けない?けれど…)
ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー
ドメーヌ・デ・プラティエール [2007] 750ml【ご予約】
ところが、もう一歩手の込んだ否定派は
「素晴らしいドメーヌが造ったヌーヴォーを飲んだけど、やはりダメ」
…と主張します。
確かにブルゴーニュ・ワインの造り手で、
高い品質を産み出すドメーヌ(造り手)が造った
ボージョレ・ヌーヴォーがあるのです。
しかし、結論から言えば、
ブルゴーニュの
著名ドメーヌの = 良いボージョレ・ヌーヴォー
ボージョレ・ヌーヴォー
というのは必ずしも真ではありません。
もちろん、ルロワのように、
ブルゴーニュ最高の一軒として君臨しながら、
ボージョレ・ヌーヴォーもスゴい品質を産み出す場合もあります(高価ですが)。
しかし一流ドメーヌ…例えば、D.■■■ンや、フィリップ・パカレ…
などのボージョレ・ヌーヴォーの品質は、残念ながら凡庸です。
飲んだ時、
「高いヌーヴォーだからってそれほど美味しくない…」
と言われても否定できません。
特にフィリップ・パカレは、ビオ・ワインの旗手、
そしてロマネ・コンティの醸造長のイスを
断った人物として超有名です。
また出身がボージョレ地区という事もあり、
試飲の前の期待は、いつも∞状態でした。
しかしことヌーヴォーに関して(2005年、2006年も)、
他の銘柄と並べて飲んだ私(と同席した12人)の率直な感想は、
「駄作」。
このワインをこの価格で販売するのは納得できない…
と驚きを隠せませんでした
(でも完売を続けているのがネット界の不思議)。
そうなんです。
違うのです。
良いボージョレ・ヌーヴォーを飲もうとして、
「有名なドメーヌ」
を求めるのは、焦点がズレているのです。
求めなければならないのは、
「良いボージョレ・ヌーヴォーの造り手」
である点を再度認識する必要があるのです。
[To Be Continued…]