※この記事は2008年のボージョレ・ヌーヴォーを扱ったときのものです。
2009年のご参考になればと、再掲載しております。
カンソン社 ボージョレ・ヌーヴォー ペットボトル(2009年新商品)
今年も、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日がやってきました。
11月の第三木曜日ということで、
今年は最も遅い20日という事になり、
準備は多少余裕がありました。
今年の作柄は、少々厳しい…とのこと、
それぞれを飲んで試すしかありません。
では、まずは最も、リーズナブルな、
カンソン社のものから試飲スタート…。
ボージョレ・ヌーヴォー カンソン社
悪い年は期待?して良いこの造り手…
なんていうと変に感じられるかもしれないですが、
実際、1996頃から飲み始めて、今年まで、豊作年は凡作、
厳しい年には秀逸…というのが本音。
2008年、天候不順の年として、期待を持ってしまうのが変…?
でも、思い通りに良い仕上がり。
外観の色は結構濃い赤色。
イチゴの風味がしっかりと締まり、ハデバデしく香が拡散するのでなく、
タンニンの量も例年以上。実の褒められるべき内容に仕上がってます。
一部のドメーヌ物よりも色が濃い点が不思議でさえありますが、
ライトながらも、決して悪くない仕上がり。
温度が上がると生意気にも?滑らかさのような、
旨味のようなものさえ感じてしまい、
一体どうなってんだ?と嬉しい誤算。
これを毎年飲んでいたら、2008年を豊作?と錯覚してしまいそう。
お上手、そして見事なコスパに脱帽。
来年もこれは飲んでみたいな…と実感できる上出来。
試飲会で、コストパフォーマンス賞第二位獲得。
これは買って損がないヌーヴォー。