07-0520 大林宣彦監督 [1] 洋画好きがなぜかしら見ていた邦画

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今日がバスケの試合だった娘が、しっかり食べたいので
夕食は、行きつけのシチリア料理=煉天地へ行こう…と言う。
私も異存はなかった。

歩いて5分もかからない、リストランテへ向け
ヨタヨタと春の宵を楽しみながら歩く。
レストランのドアを開け、一歩踏み込んだ最初の席に
座っている人に一瞬目を奪われた。
あ、あれ?
この人は…

お、大林宣彦監督??

何も分かってない中学校の時、初めてこの監督の作品に接した。
よく宣伝されていたから面白いのだろう…と思い、
友達と出かけた、“ハウス”という映画だった。
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現実的な話しか許容しなかった当時、
それでも小遣いをはたいて出かけたのは、
出演した女優達に華があったからだろうし、
またその魅力を画面の中で引き出した
大林監督の手腕だったに違いない。

映画という同一ジャンルで判断していた当時、
どうしても比べてしまう洋モノの映画からは
数段遅れている印象を抱いたものの、
なぜかしら心に焼き付いた作品だった。
同時に「大林宣彦」、この監督の名前がしっかりと心に残った。

高校時代はそれほど映画は見る事ができなかったが、
大学生になって少しずつ、そして社会人になってよく見たように思う。

と言っても邦画はほとんど目もくれず、ほぼハリウッド・オンリー
という、ありがちなスタイル。

しかし、イーストウッドのマグナムの炸裂や
シュヴァルツネッガーの繰り出すパンチに酔いながら
なぜかしら必ず見ているのが

「転校生」
「時をかける少女」
…っていうのが、自分自身でも理解できなかった。
でも、バック・トゥ・ザ・フューチャーを見た時に気づいた。
私は大林宣彦監督の創り出した“ファンタジー”に
身を委ねていたのだ…と。

中学生の時見た「ハウス」のストーリーは荒唐無稽、
だけどその画面の中に引き込まれ、
リー・トンプソン以上に可愛らしかった大場久美子に恋をして、
神保美喜の肢体に憧れ、池上季美子の色気に酔った。

画面に登場する蚊遣り豚が気に入り、
蚊取り線香も使わないのに、
映画を思い出して買ったりもした。
大林宣彦監督の創り出したファンタジーの存在を嗅ぎ取り、
それに共感し、年を重ねて来たような気がする。
仕事の為にCPUの画面に向かい続ける自分、昨今では
映画さえも余り見なくなったような気がするが
それでも、この監督の産み出して来たモノに
影響され続けたのに違いなかった。
[To Be Continued…]

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