08-0422 蒜山ワイン ニュー・リリース2

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『今迄で最高品質の“ひるぜんワイン”』
と感じられたこのボトル、正体は何なんだ…
と植木さんに問う。

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すると、2006年産の樽貯蔵分を実験的に残し、
少量だけ9ヶ月間貯蔵し、ブレンドしたもの…という。

ブレンドと言っても、セパージュはこんな状態。
2006    ヤマブドウ樽貯蔵    92.31%(→面倒なので93%と表記)
2006、2005 ヤマソービニオン樽貯蔵  7.69%(→7% 〃 )

一般的な表記をするならば、

『2006年・山葡萄・樽貯蔵』
として問題は無いし、ヤマソービニオンのブレンドを
表記する必要は無い。

香が複雑で豊かだった理由は、
樽貯蔵を9ヶ月間という長期間行ったという点、そして
93%の比率であるヤマブドウを入れた樽は、単一種類でなく
3種類使ったからだろう。

その3つの樽は、フランス産アリエを2/3(製作所が異なるものを1/3づつ)、
アメリカン・オークを1/3である。

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前回のテイスティング・レポートで
『余韻の中にも樽のヴァニラ香が絡みつきながら伸びる。』
と表現した風味は、この辺りに秘密があったようだ。

それも、未踏の期間=9ヶ月という長期樽貯蔵に挑戦するのは、
造り手としては冒険と感じたのか、
生産本数はわずか50箱のみである。

ヤマブドウで造るひるぜんワインが、
繊細な構成なのは間違いない。
色素は息を飲むほど濃く、ポリフェノールは多いのだが、
その線が細くも感じるボディのワインを
どの程度樽貯蔵できるか…は、
非常に難しい所である。

が、少なくとも今回の完成品は、
成功と呼べる領域に達している。

ただし、ひるぜんワイン醸造所は、この50箱の樽貯蔵バージョンを
2007年ヤマブドウワインをリリースするまでのつなぎ…
としか考えておらず、
いつから出荷するかは返答が無かった。

そこで、折角の品質を知った私としては、
無理を言って少数を瓶詰めして貰い、入荷した。
まだ、出回っていない

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『2006年・山葡萄・樽貯蔵』

である。
通常の3ヶ月熟成のものと区別するため、
こんなラベルを裏に貼った。

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やっと、岡山のワインとして胸を張って出せる物が
生まれてきたようで、自分としても嬉しい気持ちで一杯である。

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