10-0322 千里丘~尾道へ…

凄い一日
9時間ちょうど、在来線乗り継ぎました。

11011p1この日、輸入業者ヘレンベルガー・ホーフの試飲会。
大阪、千里丘に向けて…行く!
この業者の紹介で、娘がドイツのフーバー醸造所に
お世話になったこともあり、
wifeと娘との3人連れで出発。

でもBinBawな我が家は、電車代節約のため、
青春18切符を使用しての千里丘行き‥となる。
在来線を乗り継ぐ場合、この切符が使える期間は、
座れないことが多くなる。だから、ルートと時間帯を
考慮して動かねばならない
倉敷駅発が、7:55 と 8:03。
c0178330_22562019前者は山陽線経由、後者は赤穂線経由。
一般的な移動は前者、だから
人が少なくなるのが後者ということになる。

従って30分近く多く時間を要するものの、
座っての移動を望むなら、後者を選択する方が正解となる。
それだけに、移動中も仕事を‥とばかり、ノートパソコンに
9時間駆動のバッテリーを装備させて出発。
8:03 倉敷

9:38 赤穂

10:04 網干

11:28 大阪

11:46 千里丘  Total 3:43c0178330_22555328
というタイムスケジュールの間、
しっかりと仕事をこなしながら移動。
ワイン解説を7つほど書き上げ、
通常営業日以上の作業結果を残す。

さて、千里丘到着後、まずは食事。
毎度おなじみのこの店だが、
いかにも大阪的に、うどんとカツどん。
何ともいえないこの組み合わせが嬉しい。
そして会場ハウスメッセへ。
しっかりと試飲。種類が少な目なだけに、
入念な試飲が可能。

c0178330_2353297ジャン・ブシャーさんが来場され、
セミナーが開かれていた。

提供されるワインの本数は、
近年の試飲会としては少なめ。
でもそれだけに2~3周して、徹底した
テイスティングできるのが良い所。

この日、最も心に残ったのは、有料試飲ながらも
ラッツェンベルガーのグローセスゲヴェックス。
その圧縮された風味は、今までにない世界。
感動モノでした。

c0178330_2257317さて、会場を後にして、
14:42 千里丘

14:51 新大阪

16:24 相生

17:41 岡山
↓ そして倉敷を通り過ぎて
18:58 尾道到着。  4:16→Total 7:59

一日何度でも乗降自由なのが青春18切符。
これで尾道のBAR らぱんへ。
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我が家揃って大ファンのお店。シックで、和める素敵空間。その上、ワインはもちろん食事も美味。
ワンプレート(噂に違わぬ驚きの内容)             お約束のほうれん草サラダc0178330_22581021c0178330_22584069


パスタセット
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↑パスタセットに付くサラダ。
さらに次々と注文するメニュー

c0178330_2311510さすがに疲れて帰りは少しだけ早めて、
21:47尾道発。

22:48倉敷駅着。  1:01→Total 9:00

家に辿り着いたのは、ほぼ23時。
一日のうち、ジャスト9時間、在来線に乗っていた。
それで、大阪の試飲会と、尾道のお得意様‥
へ3人揃ってでかける、というハードながらも
充実した楽しい一日。

48種類のワインを3回り試飲し、
うどん&カツ丼だけでなく、
ワインを2本開けて、パスタや盛り合わせを食べた。
移動電車の中では、ワイン解説を9個書き、
撮りためたTV番組のターミネーターサラコナークロニクルズ
を8週間分見る‥というレジャーもこなした。

凄い一日でした。

08-0314 夜、尾道の「バル・らぱん」へ行く Part.3

羅盤の針のように、踊る心と体…
続けてマエストロ・シエラを飲んでみる。

ボデガの名前は、職業に由来している。
1832年頃、当時有名なシェリーハウスの樽作りは全部任されていた…
という樽職人・シエラさんが興したから
この名前だと資料にある。

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フィノに続いては、当然ながらオロロソだ。
こちらは、アルコール度数が20%ある。
ちょっとキツいかな?と思ったけど、どうしてどうして…。

グラスに注げば深い琥珀色。
しかし、この香の高さは凄い。
バタースコッチの香に、スモーキーな要素が加わり、
もしかしたらこの樽が、そのままウイスキーのシングルモルトへ回されるの…
って思えるほどに燻系の香のニュアンスがある。

ソレラシステムで15年間の熟成は、ダテではない。
また、従来はぞんざいに扱われていたシェリーを
丁寧に流通させれば、このレベルになるのだ…
と確信させてくれた逸品。

オロロソ/マエストロシエラ 750ml【シェリー】
2,520円 (税込)

最後にペドロヒメネス。
今まで飲んだペドロヒメネスは、正直言って酷いモノが多かった。
無茶苦茶な甘さ、どんよりと濁った外観と味、
香は梅酒が古くなったような…っていう印象。
お前は腐ってるだろう…てグラスに何度呟いたことか。

しかし全く違う。琥珀色の深い色合いだがクリアーさがある。
ロースト系に加えて、イングリッシュトフィー、
オレンジなどの香が凝縮。

これが、ホンモノなんだなぁ…と感じさせてくれた香。
そして甘さが心地良い。

ペドロ・ヒメネス
マエストロシエラ 750ml【シェリー】
価格 2,520円 (税込)

締めに飲んだこのペドロヒメネス、ガトー・ショコラと合わせてみる。

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甘さが調和して、実に心地良し。
海の傍ら、尾道でほろ酔い加減になりながら、
傾けるシェリー。

船乗りになったような気分になりながら、
時計を見ると、おぉ!東向き電車の最終時間が近づいている。

慌てて店を出て、走る。
酔いを増幅させながら尾道駅に向かう。

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尾道駅のトイレの中に居た虫(※)
※画像をクリックすると大きく表示されます、虫が苦手な方は画像を開かないようご注意ください!

尾道発22:44っていうのはちょっと寂し過ぎる…。
23:54倉敷駅着。

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倉敷←1,110円→尾道

倉敷を19:10に出発だったから4時間弱のトリップ。
また行ってみたい…と感じさせる、
尾道、そして「らぱん」でした。

[The End]

07-0915 夜、尾道の「バル・らぱん」へ行く Part.2

バル・ラパンのお料理に、ワインを次々と合わせていく。

パスタ、ベーコンとキノコのクリームソース
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パスタ、トマトとバジル
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バーニャカウダソース・野菜スティック添え
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ピザトースト

…う~ん。最高!

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次々と出てくるお料理とワインに舌鼓。
楽しみは一段と膨らみ、スペインのイメージならば
ここは一発シェリーを…と、「マエストロ・シエラ」を飲んでみる。

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大メーカーのシェリーとは全く違う、深く豊かな芳香と味わい。

まずはフィノ。
数年前に規格が変わり、アルコール度数が15%ほどになったので
飲み易く、味わいが前に出て来るようになった…
と私は感じている(以前は私にはアルコールが強すぎた)。

何と言っても香り高い。
棚晒しになってたりするモノとは全く違う。
これが、ワインと同じ扱いで流通してきたシェリーなんだ!
と感動。

尾道で飲んでるからではないだろうが、海の香。
ロースト・ナッツの芳香。強すぎずすっきり。
マエストロシエラ
フィノ 750ml

2,200円 (税込)

ラベルは安っぽい印象を否めなかったが、飲んで感動。
シェリーの美味しさを再発見できる内容。
シェリーは、その複雑な味香から初心者には無理…
そんな思い込みを払拭する内容。

羅針盤に身を置いた私の心は、
シェリーを片手に、一挙に海原へと出航した。

[To Be Continued…]

大林宣彦監督 [index]

07-0520 大林宣彦監督 [1] 洋画好きがなぜかしら見ていた邦画

07-0521 大林宣彦監督 [2] 癒され続けた…

07-0525 大林宣彦監督 [3] 監督のお好み

07-0526 大林宣彦監督 [4] タイル坂

07-0526 大林宣彦監督 [4] タイル坂

時をかける少女の中で、
時間を移動する撮影をした場所と聞いたのが「タイル坂」。

正式には、“タイル小路”か“タイル小径”らしいのだが、
伝説として響きを大切にするなら「タイル坂」と呼ぶ方が
私にとっては心地良いので、勝手にこう呼ばせて頂きたい。

監督ゆかりの地である尾道にあるという。
それを初めて知った時、胸が高鳴った。
行ってみたい…と思いを膨らませた。

しかし、いい年した男が一人で行くのはどうも抵抗がある。
彼女ができたなら、連れて行く、とかデート…
という口実でなら可能かも知れない。

いやこんな胸がわくわくしそうな場所だからこそ、
彼女ができたら、ぜひ行ってみたいと思った。
そう考えた時から、タイル坂は私の心の中で聖地となった。

しかし生来の無骨者、そう簡単に彼女などできるはずもなかった。

時は流れ、なんとか結婚は決まったものの、
デートなどする余裕はなかった。
思いは片隅に追いやられたまま十年以上が過ぎていた。

結婚して二人の娘が生まれ、かなり大きくなってから
尾道に家族で出かけた。
千光寺公園・文学のこみち…

そして、念願のタイル坂に差し掛かった。
道に迷いながら着いたので、坂に上がるのではなく、
上から降りるスタイルとなった。
はやる気持ちは、私を家族より先に…と進ませていた。

振り返ると、坂の上から降りてくる少女が居た。
そして続けて4歳年上の娘、
最後にはwifeが降りて来るのを見た時
私の永年の思いは帰結した。

時を駆けた彼女たちを見た私はタイル坂を後にし、
右に曲がって細い路地になった階段を降りた。

自分の心も間違いなくこの時、時を駆けた。

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大林監督と並んで写真が撮れるとは思わなかった…

それはかつて大林宣彦監督のくれた
ファンタジーという切符のおかげだった。
[The End]