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08-1006 行ってきました。大野酒造

08-1006 富志美盛 本醸造無濾過生原酒(2004年)

08-1010 【再度】富志美盛 本醸造無濾過生原酒(2004年)

08-1112 富志美盛 本醸造無濾過生原酒(2006年)

08-1231 幻の鑑評会提出用 富志美盛最後の頂点1

08-1231 幻の鑑評会提出用 富志美盛最後の頂点2

08-1010 【再度】富志美盛 本醸造無濾過生原酒(2004年)

c0178330_23365239ワイン的テイスティングで
更にこのお酒にアプローチ。

足は、ワインの比ではない。
まったりと絡み付き、本体が無くなっても
グラス壁面から落ちない。
まるでじっとそこに居るヤモリのよう…。

香はフルーツ、特に桃が次々と現れる。
白桃・黄桃・スモモ・山桃・コケモモ…
舌触りの滑らかさ、キメの細やかさは、
ボディの膨らみと共に、じんわりと押してくる。
柔らかな押しは、十分な甘さを伴い
旨味と共に、後味を止めどなく
引き延ばそうとする。

c0178330_2337586そして絞り上げるようなフィニッシュ。
伸びる余韻に身を委ねれば、
この蔵の歴史に思いが巡る。
創業は1870年、移ろいていく時の中、
備中杜氏が、営々と築き上げてきた味と香。

一歩ずつ前へ進んできた集大成が、
このグラスで揺れる液体に違いない。
淡麗辛口が世の主流となる中、
頑なにその力強さと密度感を守り続けた心意気。

残念ながら、この蔵は、その歴史に幕を降ろした。
その最後の作、齢74歳の杜氏・坂川清、
人生の集大成が、この本醸造無濾過生原酒。

余韻は次々と語りかけてくる。
味のキレを舌で感じながら、もう一杯。
温度が上がると、さらに立ち上がる微妙な焦げ臭。
糀香ではなく、イーストやトーストと相通ずる
特徴ある香が、仄かに、しかし確かに浮きあがる。

更に甘さは力強く盛り上がり、
飲んだ!という満足感を大きくしてくれる。
老練な杜氏が命を賭けたであろう渾身の滴り、
輝きに触れる事ができた私は幸せ者。

2843g【限定品】H18BY 富志美盛 本醸造 無濾過生原酒 720ml

08-1006 富志美盛 本醸造無濾過生原酒(2004年)

c0178330_095734酒蔵の低温貯蔵庫で一年間寝かされた
本醸造無濾過生原酒です。
無濾過と言っても濁りがある訳でなく、
味わいを余す所無く詰め込んだ…
と理解した方が良さそうです。

日本酒の味利きは慣れてないですが、
一応はその世界の人間ですから、
成羽杜氏の思い入れを受け止めるべく
低温から注いで、グラスで揺すると…

フルーツの香りが次々と立ち上がってきます。

倫子さんいわく
「少しヒネ香があるけど、おいしいでしょ」

これの中に“ヒネ香”を見いださなければならぬのか…
と気合いを入れてみても、ワインしか分からぬ舌なのか、
この液体の中に、不快な?“ヒネ香”を感じる事はできませんでした。

感じるのは果実の香。白桃・黄桃・梨・カリン…
そして液体の中に内在する十分な甘み。
ワイン的に判断すると、このスタート時点で、
明かに中辛口よりも残糖を感じます。
つまりは、20g/L以上のレベル。
…高いアルコールが甘みの感覚を抑えているとすれば、
温度が上がれば、もっとある可能性を感じます。

何よりも原酒ならではの豊満なボディ。
押し寄せてくる力強さ。
豊かな後味と、止めどなく長く続いていく余韻。

温度が上がるとエステル系の芳香も果実に絡んできます。
そして間違いなく存在する圧倒的な甘み。
(もしかしたらドイツワインのシュペートレーゼクラス?
豚の角煮・天麩羅などに、これは絶対に合う!)

倫子さんの蔵で仕事をしていた成羽杜氏が
どのような姿を理想としていたのか…
この本醸造無濾過生原酒を、その答として受け止める事ができそうです。

いかがでしょうか。
舌に自信のある方。
じっくりとこの酒を「鑑賞」してやって下さい。
そこには必ず、語りかけてくる言葉があるはずですから…。

c0178330_1015534これだ、これ!
この上に上がって
下を覗きながら
タンク内の酒の
メンテナンスを
してたんだ。

このステージの
上での演奏、
待ってます!

2843g【限定品】H18BY 富志美盛 本醸造 無濾過生原酒 720ml

08-1006 行ってきました。大野酒造

c0178330_09328西之浦…ってんですから、
多分、百年ほど昔は、
海岸だったんでしょうね。

杉玉がいかにも
という顔をして
出迎えてくれます。


c0178330_0101040
シーンとしながら
少し湿った空気。

普通人は余り
踏み込めない
お酒造りの
おごそかな空気が
そこにはありました。


c0178330_0104675
外から見ると、
道に接した
こんな戸が
見えます。

c0178330_0102999
この大きな引き戸を
ゴロゴロゴロ…と
倫子さんに開けて
頂きました。


c0178330_0111611すると、ど~んと
奥に広がる
スペース。
実は奥側の
梁の間には
タンクが林立
していたのです。

今は取り除かれて
広い空間に
なっています。

c0178330_0162539タンクの
上から覗いて、
酒造りの手を
入れられるように
スロープが
ついています。
そして、タンク間を
上から渡り歩けるように
ステージが組まれてます。


c0178330_0113317これは、酒造りの
時に使う重し?
(…後から教えて
貰いました。
これ、タンクを
支えていた土台。)

こんな物体も
まだ片隅に
置かれたままで
なかなかの風情。

c0178330_095734いかがでしょうか。
ステージの上で、
フルーティストや、
ヴァイオリニストに
演奏お願いしたりして…

芸のある方は、ぜひ!

もちろん、それを鑑賞しながら
我々は一杯やるんです。

純米、本醸造、普通酒…
無濾過原酒って、チョッと強めのもあったりします。
ケータリングを頼むのもアリ。

2843g【限定品】H18BY 富志美盛 本醸造 無濾過生原酒 720ml