[3] カミッロ親父の「月」 |
菜の花が黄色く染めた土手に陽が沈み、
振り返れば一面のれんげ畑の上に、
月が昇ろうとしている春の宵。
肌寒さに温風ヒーターを点けていた
数日前が嘘のように
春の優しくて柔らかい腕に
いつの間にか包み込まれていたようです。
その華やかな光景の後にやってくる
生暖かくも妖しい夜の時間、
グラスに注ぎたいのがルナ(月)…。
三日月のシートに彼女の肩を抱きながら座るも良し、
ルナティックな心でカンバスに絵の具をぶつけても良し
狼男になって虚空に向かって吠えるも良し…
カサーレ・ヴェッキオ
“ルナ・ビアンカ” [2004]
ファルネーゼ
1,490円 (税込)
お供に、このワイン。
ソーヴィニヨン・ブランをメインに使ったその液体からは
ハーブや青草の香。これは
どんなお料理にも合わせられる魔法の薬。
辺りが暗くなってきた時に色付く月の薄い黄色、
生まれは標高500mという涼しい位置、
だけど程良い肉付きと厚み、
開けばたくさんの果実の盛り合わせ。
すべてのシーンに対しフレキシビリティを持つ
このワインも
カミッロ親父のプロデュース。
さぁ、右手にグラス、左手には…
キャット・ウーマン?
結構長い春の夜、じっくりとじっくりと楽しみましょう。
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