ロックの神のお導き…【仲村わいん工房】

Non がんこおやじの手造りワイン
仲村わいん工房

Part01

marifu1 花のお江戸に繰り出せば、
仕事は適度に放り出し、
行き着きたるは八丁堀。

ダヴィンチという粋な名の
ビルの地下に構えしは、
ロックの殿堂・麻里布倶楽部。

さぁ今宵もハジけ飛ぶ!
でもしかライブの開演でぇい!

スーパー・ギタリスト・K氏のプレイに
マスターも触発されて止まる事を知らず…
火に油で燃えさかる炎。

演奏の合間に、マスターが私に言う。

「還暦の祝いにこのワイン貰ったんだ。
高い物だって言うんだけど、ワシには分からん。
お前が味を利いてレポートをくれ!」

gankooyaji01って事で,出されたワインがこれ。
正直言って、外観で落胆。
こんな、コマーシャリズムに則ったようなワインを
わざわざ倉敷まで持って帰るのか…
ちょっとばかり重く感じてしまうなぁ。

しかし、親分の言う事は聞かなければならぬ。
受け取って、バッグの中に詰め込んだ。
まぁ、適当に。
いつかは飲んでみよう…
なんて軽い気持ちで。

しかし、このワイン。
私の航路を変えさせるほどの内容を持っていた。

ロックに身を漬すと、神が近くに降りてくる。
その啓示によって、私は新たな道を進み始めていた。

[To Be Continued…]