メルロー 2001 粒間引き[2]【仲村わいん工房】

Non がんこおやじの 手造りわいん
仲村わいん工房
Part21

nakamura50さぁ、このメルロー 粒間引き 2001年
をグラスに注ぎます。
昨日、大阪の有名ソムリエがテイスティングしていった…
その残りですが、栓をしていた状態から、
グラスに注いですぐは少し眠った状態。
でも外観をじっと見ると…

濃い。黒いほどに濃い。足にも色がある。
エッジにはまだ紫。いつになったら熟成するのか…
と思えるほどの色。
昼間・太陽光・昔造りの家なので、
普段、人工光に慣れている目が錯覚しているのでしょうか…。
それとも、このワインの持つ潜在力の現れなのでしょうか。

香は杏、鉄、干しイチジク。カカオ、ビターチョコ、下草、杉の木のニュアンスも。
エステル系の芳香成分も立ち上がってきて、
重鈍でない凝縮、重苦しくない高密度。
これは今まで知り得なかった精妙なバランス。

酸も綺麗、充実していて、持ち上がるフルボディ。
樽のニュアンスを感じてしまうのですが、
製法として樽は一切使用してないとのこと。
タンニンの質、それとも味の構成の差でしょうか、
温度がやや低くても、美味しく飲める。

後味は豊かで複雑、余韻も思い通りに伸びようとします。
こんなワインが、かなり前に造られていた…
なんて、衝撃の一言。

日本も広い!と感じずには居られなかった。
感動の一本です。

[To Be Continued…]

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