Non がんこおやじの手造りわいん
仲村わいん工房
Part04
力強さが心地良いこのワイン、
酸の構成が実に面白いのです。
ワインの味の中で前に出て来るのが酸ですが、
このワインの場合は、「下支え」です。
下から盛り上がって来るように感じさせるのです。
時間経過で味の要素が現れてくる…とすれば、
酸は遅れてやってくる、とでも表現したい感じです。
ジワッと下から、確実に、持ち上がって来るのです。
こんな味構成は、初めての体験です。
表記はなくても、ランク付けがされてなくても、
私の舌は、確かな飲み応えを受け取る事ができました。
ボディが艶やかに押した後、後味も豊かに広がり、
余韻も十分に伸びていきます。
このワインを貰った麻里布倶楽部のマスターが
「高いワインだって…」
と言ったのが頭に残っていました。
これは本当にいくらなんだ?スゴく高いのか?
国産でここまでのレベルだから
もしかしたら1万円って言う?…と思いました。