デアノイエ第二弾

2009 デア・ノイエ プリメルス リヴァーナ  ファインヘルプ
エルンスト・ブレッツ家
Primerus Q.b.A Rivaner Weisswein Feinherb
Ernst Bretz

新酒のことをどう呼ぶ?
という時、法律で決まってなければ、何でもアリ。
ということで、このワインは、『Primerus』
“プリメルス”と読んで良いのだろうか、
フランス語なら、多分、Primeurなのだろう。このワインは、すべて、現代的スタイル&表記になっている。
リヴァーナは、葡萄品種ミュラー・トラガウ、
ファインヘルプは、ハルプトロッケン、即ち
中辛口とほぼ同義語。
瓶も、ドイツ的なフリュート瓶でなく、肩のあるボルドー型の瓶。
透明でリサイクル可能な現代派の瓶だ。

そして本筋である風味も、生産者元詰めで、高いレベルにある。
グラスに注げば、極めてクリアー、余りに透明感がありすぎ?
と感じるほど。

しかし、香は湧き立ってくる。
青リンゴ、多くのフルーツ、花の香。時間が経てば明確な
柑橘、グレープルーツの風味。

味わいの中の酸は明確な主張をするが、嫌味無くスッキリ。
旨味よりフレッシュさを、複雑さよりシンプルな分かり易さを…
という造り手の意図が伝わって来る。

ボディの膨らみはさほどでなく、適度にまとまり、
果実の凝縮感も心地良く、少なめの残糖で
お料理に合わせ易い仕上がり。

日本のお料理には、最適な存在…
ぜひお試し頂きたい一本。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です