06-0814今、最も魅力的なイタリア…ファルネーゼ1 モンテプルチアーノ・ダブルッツォ[4]

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ファルネーゼっていう造り手に対しては、
どうもコマーシャリズムに則った
お調子者っぽい…という印象を
勝手に抱いていました。

それは多分、外観から無意識に感じていたのでしょう。
飛びっきり洗練されたイタリアの粋はなく、
積み重なる歴史の荘厳さもそれほど見えず、
一つ一つを磨き上げた丁寧さを完全には受け取れないのです。
(私の感性の欠如とお許しを。なお、新しいワイン達は
変化してそれぞれが良くなっているように思います。)

何かしら昭和の時代の日本製品と似たような…
そんな匂いさえ感じていました。

しかし、本人に会って熱き思いを聞いた時、
自分の抱いていたのは偏見である事に気づきました。

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ファルネーゼ当主=カミッロ・デ・イウリイス

彼は根っからの
故郷を愛する者、そしてワインを造る者、
何よりも美味しさを伝えようとする者…
に違いないのです。

ファルネーゼの当主=カミッロは
イギリスで35年間、ビジネスを展開していました。
レストランを3件経営する傍ら、
ワインの輸入や販売も行っていた…
という成功を収めていたのです。

普通の人生ならば、ここで終わり。
余生を楽しむって事になるのですが、彼はここから
再スタートを切るのです。

ワインを造りたいという気持ちを実現する為に
60歳になってそれらを売却し、
故郷のアブルッツォに戻り、
ワイン生産者として活動を開始したのです。

言うのは簡単です。
しかし故郷を愛し、ワインを愛する者以外、
こんな決断ができるでしょうか。

写真だと、いつも渋くキメているのですが、
実際は笑顔の絶えない男。
それでいて細かい気遣いができるオヤジ。

意外にも小柄で、親しみ易さは最高。
何よりも自分の故郷を愛し、誇りを持ち、
より良いものを良心的に出荷し、
美味しさを共有しようとしている。

コイツはホンモノだ!
と感じずには居られなかった人物です。
76歳という年齢は私の父親じゃないか。
でもこのパワフルさ。腰の低さ。
綺麗な英語でのプロモート。

低価格帯のものに加えて、これから徐々に
レベルの高いプレミアム・ワインを登場させて来るのです。

それらを飲んだなら、私と同じ印象を抱いていた人の印象は
きっと変わっていくに違いありません。
モンテプルチアーノ・ダブルッツォ
ファルネーゼ [2004]

私は保証します。
このワイン達は、間違いなく
カミッロ親父のハートが詰まってます。

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