08-0809ベルンハルト・フーバー来訪記念[31]赤2.マルターディンガー

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┏━┓┏1.ユンゲレーベン
┃赤┣╋2.マルターディンガー
┗━┛┠ (アルテレーベン)
┗3.レゼルヴェ

次は、2.のマルターディンガーだ。
当然ながら、1.ユンゲレーベンより、重くなる事を想像する。

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マルターディンガー シュペートブルクンダー Q.b.A トロッケン[2004] 750ml

しかし、テイスティングしてみて、
ウエイトだけに観点を絞れば、ほぼ同等なのである。
段階的に重さが上昇する…と思って飲んだ人には
少々肩透かしだったかも知れない。

だけど、このグレードこそが、古の時代とはいえ、
世界を席巻したクオリティ。
フーバーさんの説明がワインの中に織り込まれた
緻密な構造と、その深い歴史を解き明かしていく。

当然ながら、ユンゲレーベンよりも樹齢が高いものを使う。
12年~20年だ。
しかし、これだけでは、即、インパクトを与えるほどの味覚差は
明確にできない。
そこで、お約束の王道、単位収穫量の絞り込みを思い切って行う。
20%程度…と説明するが、これで
より土壌と気候を凝縮したワインになる。

濃度でなくミネラルなどの風味がもたらす複雑さ、
パワフルさでなく深みが語りかけてくる。
樽も強さでなく、絶妙なバランスを受け止める事になる。

このマルターディンガーこそが、ある意味、
最もテロワールをストレートに表現したものとなっている。
それだけに、このグレードは、徐々に進化しているユンゲレーベンに比べて
より大きな振幅を持ちながら進化してきたように思う。

マルターディンゲンの丘で繰り広げられた四季折々のストーリーが
遠く離れた異郷で繰り広げられる一瞬。

陽の光が、風が、雨が、冴え渡る空気が、湿度が…
織りなす交響曲を背景にして、
舌の上で繰り広げられるピノノワールのダンス。

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口数少なく武骨に見えたこの指揮者は、
実は世界中の誰よりも繊細でロマンチストなのかも…
と感じさせてくれた一瞬だった。

[To Be Continued…]

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