ブショネも神のお導き…【仲村わいん工房】

Pocket

Non がんこおやじの 手造りわいん
仲村わいん工房
Part18

仲村ワイン21感動的なメルロー2004年。
しかし翌2005年も、さらに翌々年も、
葡萄の作柄が芳しくなく、仲村さんは、
看板ともなるべきメルローを、どう造るか…
と、悩んだとのこと。

スケールダウンして、スリムになっても、
2005年として造り、ヴィンテージを謳うか、
それとも年号を越えたブレンドを敢行して、
2004年に近い味香に仕上げるか…
迷いに迷って、お客さんに判断を任せた。
我が道進みながらも、お客様本位…
これが大阪人のえぇトコロ。

お客さんは、年号表示が無くなっても、できるだけ味が変わらない事を望んだ…とのこと。
そこで、2005・2006・2007をブレンドして、
ノン・ヴィンテージの大阪メルローが出来上がったのです。

という事で、ノンヴィンテージとなった新しいメルローも出してくれていたので、
2004年と比較してみようと飲みました。
が、すぐに感じてしまった「ブショネ」。

さぁ、これはどうしよう。
言うか、言うまいか…。
知らんぷりして、飲んで帰るのも手ではあるが…。
横のソムリエールの顔を見ると、やはり同じジレンマに陥っている。

だって作者を目の前にしてるんだから
そのワインを吐き出すのさえハバカられるのに…
でも、ウソを言うのは、このワインに対し、そして作者に対しても失礼過ぎます。

逡巡の後、覚悟を決め、言う事にしました。
ソムリエールも、「言った方が良い」という動作をしたので、
ブショネであることを告げました。
そして、できれば、同じ銘柄はここにないか…
あれば、飲みたい…と申し出たのですが、この場にはありませんでした。

そこで私は、仕入れて飲んでみる事にしました。
これだけ素晴らしい2004年メルローを飲まされ、
それに近い味をブレンドで仕上げたというノンヴィンテージのメルロー。
仕入れない訳にはいきませんから。

しかし、後日、時間をかけて飲む事によって、
私にまた、ロックの神が降りて来る事になりました。

このブショネは、彼の仕組んだいたずらだったのかも知れない…
と今は感じています。

[To Be Continued…]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です