09-1028 5房の実力

2008 デンホフ リースリング Q.b.A トロッケン
ヴァイングート・ヘルマン・デンホフ
Donnhoff Riesling Q.b.A Trocken
Weingut Hermann Donhoff

Dennhoff01毎度お馴染みのナーエの雄、
ヘルマン・デンホフの造る
リースリング Q.b.A トロッケン。
無理なく、造り手の味わいを表現できる
カテゴリーと言えるだろう。

一昔前だと、薄っぺらになったり、酸が走ったり…
厳しい評価を下さざるを得ない物も多かったが、
昨今は、造り手も手慣れたからか、
実に美味しいものを世に送り出してくる。

それぞれのテロワールや醸造技術の差を
読み取るには、最適な存在に違いない。

Dennhoff02そんな思いを抱えながらグラスに注ぐ。
年号の若さから、非常に薄い外観?と想像していたが、
黄金のトーンを持って、存在を主張してくる。

香りは、柑橘系のグレープフルーツ・レモン・シトラスなど。
スッキリと切れる中に微かな青リンゴ。
クリアーという感じではなく、どこか暖かみを感じさせる。
更に上面発酵ビールにも似た複雑なフルーツ香。
時間が経つと杉のような森の印象を抱かせる香り。

芯のある酸が中心を通り、複雑さと深みが配されたよう。
これがもしかしたら、木樽発酵のせいだろうか、
と思いながらグラスを重ねる。

スタートではビリッとする微発泡が、時間経過の中で和らぐ頃、
旨味が立ち上がってきて、デンホフの存在感を主張する。

これが、デンホフ。5房の実力。
和食を中心にして、お料理全般に合わせたい辛口リースリングだ。