葡萄、贅沢に使いました…マスカット・ベリーA 2015年


TETTA マスカット・ベリーA 2015年
Tetta Vingne Muscat Bailey A 2015

mba1年間5,400本以上を生産し、
赤の主力となるのが、マスカット・ベリーA。
収穫を手伝ってみて、その芳醇な香りと、
たわわに黒々と実った果実が、ワインに
なる事を思い描いただけで、気持ちの高揚を
感じました。

記憶の中にある、あの実りを、贅沢に使ったんだな…
と、わくわくしながらグラスに注ぐと、

外観は、少し透けて通る綺麗な赤色。
若いからか、黒っぽさも。
しかしこの外観は、前年までは無かった美しさ。
香は、マスカットベリーAの典型的な甘い香。
イチゴやチェリー、レッドカラント。
赤系果実と綿菓子の印象が後を引く。

ボディは、ミディアム・ライト、芳香が湧き上がる。
タンニンの量は少ないのですが、引き締まった味わい。
そしてフィニッシュの締まりがしっかりとして、
余韻が少し長く伸びる。
これが、造り手のレベルの高さだと感じます。

mba2時間が経って開いてくると、赤色果実に加えて、
ジンジャーの香も立ち上がってきます。
舌触りは柔らかですが、味構成が引き締まっていて
納得できる組み立てとなっています。
ベリーAのワインとして、上々の仕上がりです。

飲み残してスクリューを締め冷蔵庫へ。
そして二日目、グラスに注げば、
赤色果実に加えてスミレ、焼けた砂糖の香。
舌触りは丸く、チェリーやオレンジも感じ、
何よりも、とてもアロマチック。
舌触りが、一日目より一段と丸く感じて滑らか。

かつてのベリーAから考えると、進歩したなぁ…
と感じることしきり。
ボディはミディアム・ライトだけど、
キッチリとした締まり、伸びる後味によって、
退屈しないワインに仕上がっています。

これは、きっと、色んなお料理と
合わせることができると推測できます。

問題は価格。今回、新鋭設備を備える
醸造所に依頼したので、少し値上がりしてしまいます。
2,500円(税別)…この価格は、現在の国産の品質・存在から
考えると、決して高くはないレベルです。

従来からTETTAのマスカットベリーAは、
極めて良質でした。
余所の醸造所が、TETTAの葡萄を買いたい、
と交渉してきたほどですから。
テロワールを引き出した葡萄を結実させた
TETTAの栽培者に拍手を贈りたい。
そして、このポテンシャルを引き出した、
今回の造り手=アルカンヴィーニュの造り方に、
尊敬の念を禁じないというのが、
このワインの最初の感想です。

マスカット ベリーA [2015] ドメーヌ テッタ 750ml 【赤】【岡山】

マスカット ベリーA [2015] ドメーヌ テッタ 750ml 【赤】【岡山】


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